こんにちわ。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。
ついによふかしのうた2巻が発売されました!!
1巻が発売されてちょっとしかたっていない感覚なんですが、こんなに早く2巻を読むことができてファンとしてはとてもうれしいです。
今回も、素晴らしい出来であった『よふかしのうた』2巻を紹介していきたいと思います。
総評
今回の2巻は、お風呂回あり、水着回あり、ナース回ありと、1巻に1話あれば十分な話がこれでもかと詰め込まれた充実した1巻でした。
今後のネタ切れが心配になってしまいます・・・・。
いろいろな姿をしたベリーキュートな七草なずなちゃんを見ることができたのは非常にうれしかったのですが、なずなちゃんの正体(吸血鬼)に関する話はあまり出てきませんでしたね。
判明したのは、コウくんのあほっぽさと素直さ、そして、天然のお姉さんたらし属性を持っているということでした。
まぁ、同級生から告白されるほどのルックスで、人にも優しく、困っている人を見逃せないという性格なら当然かもしれませんね。
ときどきあほっぽい仕草や行動をしてしまうというところも愛されるポイントになっているように思います。
この漫画の素晴らしい点
2巻を読んで改めて思ったんですが、この『よふかしのうた』は恋愛、青春、 微エロ、ギャグがとてもいいバランスで調和しているように思います。
若い人特有の悩みや恋愛模様を描いていると思ったら、いきなりインパクト大のギャグコマをぶち込んでくる・・・・。
しかも、そのギャグコマのセンスが素晴らしい。ワードセンスもいいし、描き方も抜群。
読んだ人の8割はくすっと顔をにやけてしまうような破壊力があります。
今回の2巻で私が一番笑ってしまったのは以下のコマです。
なずなちゃんのキスの報酬につられて、仕事を肩代わりさせられるコウ君なのですが、まんまと報酬につられてしまったあほさ加減と、こうなってしまったらやり切るしかないというノリの良さ、そしてマッサージを受ける側の素直な不安が的確に表現されていてとてもいいコマだと思います。
1話に1つはこういったギャグコマが盛り込まれていて、読んでいてとても店舗がいいです。
ギャグマンガでもないのに、所々で笑いをぶち込めるというのはとてもいい漫画だと思います。
漫画のテーマについて考えてみた
今回の2巻では「その日に満足できていない人」=「眠れない人」が新たに2人出てきます。
その2人ともが、深夜にゲームをして友人と話したり、深夜の道路の真ん中に立ってみたりというちょっとした非日常的な行動で自分を解放し、すっきりとして眠れるようになるのですが、そういったストーリから考えると、
・人生に満足するとはどういったことなのか。
・どうしたらうまく開放し、満足することができるのか。
ということがこの漫画のテーマなのではないかと思います。
日々の生活で、いろいろ有意義なことをしようとしつつも、ついだらだらとしてしまい、夜になってから慌てて取り戻すように夜更かしをしてしまう。
そして、結局うまくいかずに、自分を責めてしまう。
そういったことをしてしまいがちで、悩みがちな人類ですが、実はそういった悩みは夜の散歩のように、ちょっとした非日常で吹っ飛ぶようなちっぽけな悩みなんだということを考えさせられるような気がします。
また、コウ君にとっては七草なずなちゃんという自分を全肯定してくれる存在がいてくれるということも開放の一因になっていると思われます。
需要と供給という関係ではありますが、なずなちゃんにとってコウ君はとてもおいしい血を提供してくれる人間で、コウ君がどんな性格かはあまり関係ありません。
おいしい血を持っているという点でとても必要な人間として扱ってくれますし、それを直接表現してくれています。
コウ君も、性格とか容姿とかではなく、自分ではどうしようもない「血」という確かなもので肯定してくれるなずなちゃんに惹かれ、求めているのではないかと思います。
誰かに必要とされる、肯定される、そしてそれを言葉で直接表現してくれるというのは、不安定な自我にとってはとても重要です。
今回の2巻だと以下のコマが、それに該当するように思います。
こんなことを言われたら、だれだって惚れてまうやろーーーー。
と、いろいろと私が考えるテーマについて述べましたが、それらは建前です。
この漫画の本当のテーマは、「ただただかわいい七草なずなちゃんを愛でる」ということに尽きると思います。それ以外にはありません。
テーマなんてものは考えなくてもいいんです。
Don’t Think ,Feel です。
正体不明で謎めいていて、お姉さんで、えろくて、胸元が開いていていて、ノリがよくて、おもしろくて、かわいくて、ときどきシャイな七草なずなちゃんをただただ愛でるだけでこの漫画の存在価値はありますし、十分楽しめます。
長々と書きましたが、結局はこれが言いたかったのだと思います。
七草なずなはかわいすぎる
ここからは七草なずなちゃんの可愛さについて述べていきたいと思います。
2巻では、とにかくいろいろななずなちゃんが登場します。
お風呂、水着、ナースと、かわいい要素てんこ盛りです。
多くの読者はなずなちゃんの可愛さに目が行ってしまい、気づいていないと思いますが、今回のなずなちゃんは結構アンバランスな点があるのです。
まず、水着回なのに、水着の上にシャツを着て、メガネまでかけています。
普段は胸元が開いた露出度の高い変態衣装を着ているのに、あえてシャツで露出を抑える・・・・。
普段はメガネをかけないのに、泳ぐのに絶対に邪魔になるメガネをかけてくる・・・・。
あまりの調和、あまりの可愛さに目が奪われてしまい、一見すると違和感がないのですが、よくよく見るとアンバランスです。
このアンバランスさ、俺じゃなきゃ見逃してるね・・・・・
ただ、このアンバランスさはのちの布石になっており、一見露出を抑え、眼鏡をかけて地味系女子を演出しつつの~~
ねっ?
もうなにもいうことがありません。ありがとうございます!
次に、ナース回に関してですが、これに関しては「なずなちゃん、マジ天使!」と表現せざるを得ません。
見てください、この慈愛に満ちたお顔。
吸血鬼にも関わらず、こんな優しい顔もできるなずなちゃん。
ここもやはりアンバランスさというかギャップ萌えを表現してますね。
今回の2巻でも様々な表情を見せてくれているなずなちゃんですが、キャラ設定が多いですよね。
渋滞して交通事故を起こしてしまいそうな多さです。
・吸血鬼
・お姉さん
・エロい
・貞操観念が低い
・かっこいい
・包み込むような包容力
・あほっぽさ
・コウ君を試すようないたずらっぽさ
・下ネタを言うが恋愛話には恥ずかしがるシャイさ
こうしたキャラ要素の多さでも破綻をしていないところが、なずなちゃんのすばらしさですね。
吸血鬼として長い年月を過ごしているからこそ身につけられたスキルなのでしょうか。
なずなちゃんのこれまでの過去、経験が気になります。
最後に、今回の2巻では、なずなちゃんの反則的な笑顔にノックアウトされました。
にかって全力の笑顔を見せる女の子っていいですよね。
はい。かわいすぎです。
コウ君はギャグキャラ要因に定着してしまうのか
コウ君はギャグキャラとしての役割も定着してきましたね。
1巻では、なずなちゃんに対して「アバズレクソ女」といったりと、ツッコミ要因として活躍していたように思うのですが、今回はがっつりギャグ要因として活躍をしています。
・誠実
・愚直
・真面目
・一途
・優しい
・困った人をほっとけない
そういった性格を活用した内容が多いように思います。
総論の部分でも若干述べましたが、『よふかしのうた』は1話1話に存在するギャグコマのインパクトがすさまじい。
いきなりぶち込んでくるコウ君のギャグコマがくすりと読者を笑わせてきます。
これだけ見ても何のコマかはわからないかもしれませんが、完全に漫画の種類が変わってますよね(笑)
JOJOの世界に迷い込んだのかと錯覚するほどです。
コウ君にとってはいたってまじめなセリフなんですが、表情の表現方法を変えるだけでこんなに笑えるコマになるというところが驚きです。
こういったコマが今回の2巻では3か所ぐらい存在していて、コウ君のキャラのすばらしさが際立っているように思います。
また、今回の2巻ではコウ君の「天然お姉さんキラー」としての素質が垣間見えましたね。
七草なずなちゃん、浅井アキラ、そして2巻の新キャラお姉さん、みんながコウ君に落ちていく姿が目に浮かびます。
やっぱり純情、一途、優しいといった性格が心をつかむのでしょうか。
本人は意識せずに愛の告白をするという恋愛漫画の定番ではありますが、お姉さんには会心の一撃として効いてくる場面が今回の2巻では炸裂していました。
主人公としては必須のスキルではあるのですが、これからどのような展開(三角関係、四角関係)になっていくのかが気になるところで
新キャラが2人も登場
2巻で登場した新たなキャラの1人、白川清澄さんです。
いぇーい!古風なメガネっ子お姉さんだ。ありがとうございます!
清澄さんは職場でセクハラを受けて、精神的に参ってしまっていたのですが、コウ君やなずなちゃんと出会うことで、自分を若干開放していきます。
落ち着いていそうで実は繊細、かつノリもいい。
あと、告白のコマで判明するのですが、ふともももいい感じ。すべすべしてそうです。
何歳かは不明ですが社会人なので20歳は超えているのでしょう。
今後どういった関わり方をしていくのか予想がつきませんが、3巻でももっと出してほしい。
できればスピンオフも見たい!!
もう一人の新キャラが、ギャルゲーで登場していた、メガネ、ミニスカ、乳がでかい名もなきキャラです。
名前はないですが、今後も出てくると思います。というかぜひ出てきてほしい!
なずなちゃんがコウ君に対して、「あんまり会話をしなくてよくて乳房の大きい女がタイプなの?」と指摘をしていましたが、8割の男性はこの属性で落ちます。
さらにメガネ、ミニスカとくれば役満ですね。ほぼパーフェクトです。
コウ君の「おれ、この子がいいなぁ」というのは本音なのではないでしょうか。
また、この 「あんまり会話をしなくてよくて乳房の大きい女がタイプなの?」というなずなちゃんの質問に対して否定をしないコウ君の態度に、沈黙で目線を向けているアキラちゃんの様子もいいですね。
自分もその属性に該当しているのではないかということを静かに喜んでいるのでしょうか。
それとも、単に軽蔑しているのでしょうか。
こういったさりげない表現が、とても想像力を掻き立てられます。
終わりに
よふかしのうた2巻は、キャラ要素、かわいさてんこ盛りで渋滞気味の七草なずなちゃんをただただ愛でる、そして、ところどころでガツンと放り込まれるスクリュードライバーのようなコウ君のギャグコマで笑うという2点がとても印象的な巻でした。
3巻ではさらにどんな姿、表情、衣裳のなずなちゃんを見ることができるのか今から楽しみです。
コウ君に関しては、ツッコミを誰かに渡してギャグ要因として専念してもらいたい気がします。
次巻予告では新たなクソビッチも登場していたので、コウ君がまたまた天然お姉さんキラーを発動させるのかも見ものです。
最後に・・・、扉絵のお口を開けているなずなちゃんは吸血鬼っぽくて、いいと思います。
ただそれだけです。
おすすめ関連漫画
最近、恋愛漫画で近年まれにみる傑作が多く出ているので2つ紹介しておきます。
一つ目が『トニカクカワイイ』。よふかしのうたと同じサンデーで連載されているのですが、とにかくかわいいヒロインを愛でる漫画となっています。
もう一つが『僕の心のやばいやつ』。こちらは、高校生の陰キャラとモデルのヒロインという格差恋愛ものなのですが、とにかくキュンキュンしてしまうのでお勧めです。主人公にもキュンキュンしてしまいます。
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※本ページの情報は2020年5月時点のものです。
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