こんにちはひゅうが(@hinatanohyuga)です。
今回は『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』5巻の感想を書いていきたいと思います。
まず表紙ね。これですよこれ。
AMAZONのページを見てるときには、
「何をしてるんだこれは・・・」
「ツリーの着ぐるみって何やねん」
とぐらいに思っていたのですが、じっくり見てみると、実は☆柄の下着が透けてるんですね・・・。
しかもタイツが茶色・・・・。
ええやん。こんなのいままで見たことも発想したこともなかったけど、ええやん。
こういう今までにないフェチズムをガツンと提供してくれるのが植芝理一先生の作品の良いところですよね。
大蜘蛛ちゃんがかわいすぎて鼻血がでそう・・・。
今回のこの5巻を買って初めに表紙をまじまじとみた私は内容への期待を持たずにはいられませんでした。
この物語は・・・
5巻 巻頭あらすじより
僕は鈴木実、16歳。だれにも言えない悩みがあるんだ。それは、時々高校時代のお母さんが見えること。どうやらそれは死んだ父さんの記憶がフラッシュバックしているみたいだ。倒産の思いも混じっているせいか、僕は母さんのことを・・・。
このやり場のない感情をどうしたらいいんだ!というわけで、僕は煩悶の毎日を送っています。
上記のあらすじからわかるとおり、主人公の高校生鈴木みのるは日常のいろいろな場面でお母さんの若いころの姿をフラッシュバックでみてしまい、お父さんの恋を追体験することで徐々にお母さんに恋心のようなものを抱いてしまいます。
この漫画のヒロインは大蜘蛛ちゃんということになるのですが、フラッシュバック中で見ることのできる高校生の大蜘蛛ちゃんと、大人になっている大蜘蛛ちゃんの2人を同時に楽しむことができます。
トニカクお得です。
著者の植芝理一先生は、他の作品としては『ディスコミュニケーション』や『謎の彼女X』という漫画を描かれており、『謎の彼女X』についてはアニメ化もされています。
私も、『謎の彼女X』から入った人間で、今でも謎の彼女Xをアニメで初めて見た時の衝撃は覚えています。
『居眠りしてよだれを垂らしている女の子って、かわいくないですか?』
この一文に凝縮されたフェチズムを一冊の漫画として仕上げて世に出していたいたことに感謝しかありません。
今回の記事では詳しく紹介しませんが、大蜘蛛ちゃんフラッシュバックを気に入った方は謎の彼女Xも絶対好みだと思いますのでぜひ、読んでみてください。
今回の5巻は、各話の扉絵のインパクトがすごかった。
胸、お尻、足とどれも脳にガツンと衝撃を与えるインパクト・・・・。
大蜘蛛ちゃんって弱点ないよな・・・無敵かよ・・・と思わせる完璧なフォルムでした。
大蜘蛛ちゃんって一見するとそんなに萌えキャラというか美人キャラではないと思うんです。
メガネをかけているし、ショートカットだし、地味めだし、お母さんという年齢(38歳)だし。
けど、そんな大蜘蛛ちゃんにどうしても惹かれてしまう自分がいる。
全員に好かれるわけではないけど、一定数の人の心にズバッ入り込んでくるそういう魅力のあるキャラに仕上がっています。
そういった、地味なんだけど女の子一人一人が持っている魅力的な部分を、とても的確に描いてくださるのが植芝先生の作品の素晴らしい点です。
大蜘蛛ちゃんの魅力は、先ほど紹介した扉絵のように胸、お尻、足もとても魅力的ではあるのですが、それ以外にも、
・漫画という仕事にたいしてとにかく一生懸命
・息子を一人で大事に育てている
・天真爛漫
・明るい
・おっちょこちょい
といった素晴らしい萌え属性にあふれています。
女子高生が玄関で片足を挙げて靴を履くフェチに目覚めてしまった私です。
先生ありがとうございます。
それはさておき、今回の5巻ではにのまえ(上の画像右の人物)が母親の大蜘蛛ちゃんのアシスタントとなったため、主人公の距離がぐっと縮まりました。
これまでも主人公と恋仲に発展するのではないかとうかがわせるシーンがありましたが、5巻ではにのまえが主人公と大蜘蛛ちゃんとの関係性に気づいたことを描いてましたね。
にのまえはこれから主人公をお母さん(おおぐもちゃん)から奪うのか。それとも素直にあきらめるのか。
今後の展開からすると、母親と勝負ということになると思うのですが、圧倒的劣勢の中どういった策に出るのかが楽しみです。
個人的には、にのまえのこの行動のシーンがとてもよかったです。
奥手な男子にとってこういった無理やりな誘い方をしてくる女性はとてもドキッとしますよね。
にのまえのこの行動が、計算したものなのかそれとも素の行動なのかはわかりませんが、こう直球で「一緒に帰ろう」といわれてうれしくない男子はいません。
トニカクカワイイよ、一一(にのまえはじめ)。
全てのバランスが素晴らしい一コマ。
スカートの広がり、足の太さ、クロスしている足の位置、腕、たわわなおっぱい
全てが計算された構図になっており、漫画を見ながらこのコマで少し時間が止まってしまいました。
どうしたらこんなに魅力的に女の子を描けるのだろうか。
植芝先生はどれだけ女の子を研究しているのだろうか。
恐ろしい気持ちになりつつも、純粋に大蜘蛛ちゃんの可愛さに見とれてしまうのでした。
無邪気な女の子ってとてもカワイイ。
次にこれです。
にのまえさんグッジョブ!
ミニスカサンタコスは男の憧れ。夢。ビッグドリーム!
こう見ると大蜘蛛ちゃんも現役高校生に引けを取らないスタイルですね。
右のにのまえは片足上げてニッコリ笑顔の定番スタイル。
大蜘蛛ちゃんは若干恥ずかしさを残しつつもなんとかやり切ったスタイル。
対照的な二人の構図が書かれていて、一度で二度楽しめるとても素晴らしいコマですね。
今回は『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』5巻を紹介しました。
『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』は随所にフェチ要素が描かれており、今まで自分が認識していなかったフェチに目覚めさせてくれる素晴らしい漫画であるとともに、「女性の魅力は普段の日常の場面にも存在している」ということを教えてくれます。
ちょっと変わった女の子や、フェチに目覚めたい人にはとてもおすすめの漫画ですので、ぜひ購入してみてください。
ではでは。
コメント