【鬼滅の刃20巻感想】日と月の呼吸 すべての呼吸は双子の兄弟から始まった

少年漫画・バトル

こんにちわ。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。

今回は、鬼滅の刃20巻の感想を書いていきたいと思います。

ついに、上弦の壱 黒死牟との戦いが決着しました。

鬼滅隊だった黒死牟が鬼になってしまった理由や経緯も明かされるのですが、理由については予想通りでしたね。

ただ、それを双子の弟への憧れという、生い立ちにからめて展開しているため、ありきたりな理由に見えないような描き方になっている点がすばらしいと感じました。

20巻全体としては、息をのむ総力戦の結末、そして今後の伏線となる縁壱の過去も出てきており、とても満足する1巻でした。

ジャンプ本誌の方では無事完結したとのことですので、私は単行本が出るのを楽しみに待っていようと思います。

手っ取り早く力を得るには悪魔に魂を

先ほども書きましたが、19巻では上弦の月黒死牟が鬼滅隊から鬼になった理由が明かされます。

よくある展開ではありますが、正義キャラの悪落ちですよね。

黒死牟も力、剣技の高みへ取りつかれてしまったがために、鬼になってしまうという、ある意味わかりやすい理由でした。

神に愛された才能を持つ弟を超えるためだけに、鬼になって300年以上も剣技を極め続けるなんてかなり狂ってますよね。

おそらく縁壱が死んだあとは、黒死牟を満足させるような剣士なんてほとんど出てこなかったのに、何のために鍛え続けていたんでしょうか・・・・。

途中でむなしくなってしまったりすることもあったでしょうに・・・・。

まぁ、結局はそれでもやられてしまったわけですが、戦いの内容としては柱3人に対して油断しすぎですよね。

最初に倒した時透にもとどめを刺さずに放置してるし、玄弥も放置。

最終的には4人をまとめて相手することになって、協力して倒されてしまう・・・・。

まぁ、ジャンプ漫画的には正解ですが、もう少し頑張ってほしかった。

久しぶりに強敵にあえて楽しみたかったのでしょうか。ある意味舐めプレイをしてしまってますよね。

月の呼吸の大技剣技を矢継ぎ早に出して強キャラ感を出してましたが、300年生きた割には精神面で小物感が満載でしたし。

ひめじまさんの引っ掛けに動揺して攻撃したり、弟の存在にいつも苛立って吐き気を催しているし・・・・

そんな精神でよく上弦の壱まで上り詰めることができたなと感心です。

もう少し、静かで圧倒的な強さと絶望を見せてほしかったように思います。

せっかく呼吸を使える鬼という設定だったので、その特徴を融合させた剣技をもっと魅せる展開もあってもよかったのでは・・・。


剣には興味がないけど、神に愛された才能を持つ弟の縁壱、それに対して死ぬほど努力をしても弟に追いつけない兄という、憧れと憎しみがここまで強さを求める狂った怪物を生み出してしまった。

黒死牟は別に鬼に対して憎しみがあるとか、人間を救いたいという動機で鬼滅隊に入ったわけではなく、縁壱を追い越したいという劣等感や嫉妬を払しょくするために入っているだけなので、鬼に対しては嫌悪感や憎悪もあまりなかったのかもしれないですね。

剣技の習熟度を測るための実験ぐらいにしか思っていなかったのかも。

だから、弟を超える、剣技を極めるという目的に一番近いと思われる鬼になるという手段にも飛びついてしまった。

それぐらい、弟を超えられず絶望の中で死ぬことが怖かったのだと思います。

自分の望みをかなえるためならば、どんなことでもするというのは結局方法論であって、炭治郎だって妹の禰豆子を助けるためなら鬼以外の怪物になる可能性だってあったかもしれません。

他人への嫉妬というと一般的にはあまりいい感情ではないかもしれませんが、黒死牟にとっては大事な感情だったのでしょう。

黒死牟の心の弱さ

人間がエネルギーを出すときには何かしらの感情が必要だと思うんです。

黒死牟にとってそれが弟への憧れ、嫉妬、憎しみだったというだけ。

縁壱を切り捨てた時には涙を流し、縁壱が大切に持っていた笛を鬼になった今も大事に持ち歩く・・・。

黒死牟は鬼になっても人間の感情を捨てきれなかったこと、そして侍としてのプライドを捨てきれなかったという点が弱さにつながっていました。



きっと、無惨にそそのかされて鬼になった段階で、無限の寿命と強さは手に入れたけどむなしくなったと思うですよね。

俺が欲しかったのはこんな力じゃないみたいな・・・。

鬼になった段階で身体能力や回復力が違ってきますし、感覚も異なりますし、そうなってしまうと人間同士の比較ではなくなってしまうと思うんです。

勝っても自分の力じゃなくて鬼の力だしな・・・という絶望を味わっていたと思います。

けど、鬼なってしまった以上もとにはもどれないから突き進むしかない。

そして、どこか心の中で縁壱に自分はやられるということを予期していたし、終わらせてほしかった。

最後の最後は、結局絶望の中で消えていきましたが、もっと前の段階でこの結末しかないことは予想していたのだと思います。

縁壱という伏線

日の呼吸を使う最強の剣士縁壱が出てきましたが、今後の展開にどのように影響してくるのでしょうか。

おそらく無惨をあと一歩のところまで追いつめて倒せるというところまできたにも関わらず、結局倒せなかった理由とは・・・・。

家族を人質に取られていたのでしょうか。もしかすると黒死牟?

それとも、黒死牟が鬼になってしまったことに絶望して鬼を着ることができなくなったとか?

そして、もう一つ気になる、炭治郎との関係は・・・・。



鬼滅隊最強の剣士が過去に行ったことが今にどのような影響を及ぼしているのか、最後にどうやって無惨を倒すのか。

やっぱり鬼は日の光が弱点なので、日の呼吸で最後は倒すことになるのではないかと予想しています。

最後に

今回は、緊迫した戦いが続いたので次巻はほっこり展開を期待しています。

上弦の肆と甘露寺さんの戦いが見てみたいです。

甘露寺さん成分が欲しい!!!

また、今回の20巻は前回鬼滅の刃を前回買いしたポイントで購入できたので、実質無料で読むことができました。

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