こんにちわ。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。
iPadAir4でのイラストが楽しすぎてブログの更新が滞っておりましたが、今回は、私のようなイラスト初心者におすすめのイラスト解説本を紹介したいと思います。
iPadAir4を購入していざイラストを描いてみると、もちろん楽しいのですが、なかなか自分の思った通りには描くことがなかなかできません。
全体の構図の決め方、体のバランスの取り方、絵の塗り方、レイヤーの使い方など、デジタルでイラストを描く際には知らなければならない知識がたくさんあることに、この数ヶ月で気づきました。
今回は、その必要な知識を得るために私が読んだ本の中から初心者に特におすすめの本を紹介させていただきます。
自分の思い描いたイラストを描くためにはやみくもに練習するのではなく、知識が必要な部分があります。
これらの本を参考にすればSNSでいいねをたくさんもらえるイラストをきっと描けるようになると思いますので、ぜひこの記事をご覧ください。
この記事をお勧めするのはこのような方です。
・SNSでたくさん「いいね」がもらえるようなイラストを描きたい方
・デジタルイラストの知識を効率よく知りたい方
・どうやって練習していいかわかっていない方
『ヒロマサのお絵描き講座シリーズ』
一番初めに紹介をするのは『ヒロマサのお絵描き講座』シリーズです。
こちらの本は、イラスト初心者が一番初めに読むべきマスト本です!
「顔の描き方編」「体の描き方編」「手の描き方」という体の部位ごとに分けた3部作で発行されており、初心者がつまずきやすい点をそれぞれわかりやすく解説をしてくれます。
上手いイラストを描く方法を「感覚」や「持って生まれた才能」といった曖昧な基準で説明するのではなく、「こういう点を意識して描いたら違和感のない人物を描くことができる」ということを理論的、かつ分かりやすく解説してくれており、読むとすぐに自分のイラストに活用できる点がたくさん見つかる点がとてもよいです。
イラスト解説本らしく、解説も漫画でストーリー形式となっており、イラストを上達したいと考えているが全然うまくならない助手と、ヒロマサ先生との掛け合いをおもしろおかしく表現してくれているため、すらすらと頭に入ってきます。
とにかく、人物を描く際には全体のバランスにおかしなところがあると、どうしてもうまいイラストにはならないため、はじめのうちは距離や体の対比を計りながら描くという重要なことも知ることができ、非常にためになりました。
絵はただ描くだけじゃうまくなっていかない。上手くなるためには「悩んで」「考えて」「行動して」「発見する」そうしてはじめて上達するものだからね
『ヒロマサのマンガお絵描き講座 顔の描き方編』参照
・初心者が間違いやすい点を順番に解説してくれているためわかりやすい
・漫画でストーリー形式になっていてすらすら理解できる
・感覚ではなく、理論的にきれいに見える形を教えてくれる
『イラスト解体新書』
続いて紹介をする本は『イラスト解体新書』という本です。
ヒロマサシリーズを読んである程度人物をバランスよく描けるようになってきたけれど、もっと魅力的に見えるようなイラストを描きたいという方におすすめの本となっています。
好きなイラストやキャラを模写するだけではなく、自分で考えたポーズやキャラを描きたいと思ったときに、なんとなくは描けるけど、どこかおかしい・・・・。でもどこがおかしいのかわからない・・・ということがあるかと思います。
私はとてもあります(笑)
この本では、人体のバランス、顔、体、服といった部分ごとの描き方についてわかりやすく解説してくれるとともに、初心者が陥りやすい間違いについても指摘してくれるため、自分の描いたイラストのどこに違和感があるのかということに気づくことができます。
しかも、この本で参考となっている絵自体がとても魅力的なので、思わず真似して練習したり、自分の絵に取り込みたくなってしまう点もとてもよい点です。
また、この本では、人物単体だけではなく、魅力的に見える構図の作り方など、構図についても解説をしてくれているため、初心者がもう一歩先に進むための知識を与えてくれる点もおすすめだといえます。
・男女別、等身別、年齢別というように解説のバリエーションが豊富
・例として描かれているキャラが魅力的で思わず絵に取り込みたくなる
・手、腕、足の描き方がとても参考になる
・人物だけではなく構図も学ぶことができる
『デジタルイラストのキャラ塗り最強辞典』
次に紹介をする本は、デジタルイラストの「塗り」に関する本になります。
デジタルイラストでは、絵の具を買わなくとも自由自在に色を選んで使うことができますが、使いこなせるかどうかは別の問題です。
線画でイラストを描くということ以上に、デジタルイラストの「塗り」に関しては、知識がないと全然うまく塗ることができません。断言できます。
色の選び方、影・光のつけ方、明度と彩度の関係性などの知識を得ることで、絵の出来が何倍にも変わってくること間違いなしです。
私も初めて色を塗ったときは影を黒色で直接塗ったりしていたのですが、全然思った通りの影にならず、絶望してしまいました。しかし、この本を読んだことで、影のつけ方にレイヤーの効果を使うというやり方があるのだと知り、一気に理想の影の塗り方に近づくことができました。
この本では、プロ絵師の方10人の塗り方を、色の配色やレイヤーの使い方まで細かく解説してくれているため、自分の好みに合う絵柄の塗り方を真似してみることで、どういった塗り方があるのかという知識を効率的に得ることができます。
また、この解説本の内容は動画でも見ることができ、実際にどのような筆使いで塗っているのかということを流れで見ることができるという点も素晴らしいです。
デジタルイラストの塗りに関しては、独学でやるのは不可能です。早めにこの本で知識を得て自分の理想の塗り方に近づけていきましょう!
・ブラシ塗り、アニメ塗り、水彩、厚塗りといった様々な塗り方を解説
・使うブラシや色などを細かく記載しているため、真似して学ぶことができる
・神絵師の色塗りがきれいすぎて思わず真似したくなる
・動画でも作業を見ることが可能
・実際のレイヤー分けをしたデータやカスタムブラシ30本といった特典が多彩
『きらめく瞳の描き方』
最後に紹介をする本は『きらめく瞳の描き方』という瞳の描き方に特化した本です。
やはり人物イラストを描く際に、目や瞳が魅力的かどうかがイラストの出来を大きく左右するといっても過言ではありません。
目がうまく描けていると、とてもうまく見えるため、描くモチベーションもとても上がります。
やっぱり、宝石みたいにきらめく魅力的な瞳が書きたいですよね!!
この本では、神絵師と呼ばれる方々の特徴的な瞳の描き方について、レイヤーの使い方や色の使い方などを詳細に解説してくれており、それを真似するだけで今まで書いていた瞳よりも数段レベルアップした魅力的な瞳を描くことができるようになります。
特に瞳については、光や影、瞳の色など様々な色が複雑に重なっており、模写をしようとしても具体的にどのように書けばいいのかといった点が知識がないと挫折してしまいます。
その点、この本では、絵師の方々によって異なる特徴の目、瞳について、解説してくれているため、自分の描きたいイラストに合った瞳の描き方を学ぶことができます。
私が特にいいと思った点は、解説してくれる瞳の描き方が、1つの色だけではなく、2つ、3つ程度の色のバリエーションに分けて解説してくれている点です。
瞳の色がこの色の場合は、こういった色の光や影が合うんだということを知ることができとても役に立ちました。
・真似するだけで宝石みたいに光り輝く目を描くことができるようになる
・様々な瞳のバリエーションを紹介してくれる
『ちょっぴりHなおんなのこの描き方』
ここからは、自分が描きたいと思うイラストの内容によって変わってくると思うのですが、私はかわいくてきれいな女の子の美しさを自分らしく表現してみたいと思っていたので、こちらの本を選びました。
表紙からわかるように、参考となる方天戟さんのキャラはスレンダーというよりかは、若干太ましいぐらいのセクシーな女の子が多いです。
この本の特徴はとにかく参考となるポーズが多い。定番のセクシーポーズをはじめ、カップ別の胸の大きさ、年代別の胸、お尻の描き方比較表など、参考となる絵がたくさん掲載されています。
また、どうしたらうまく描けるのか、女性らしさを表現できるのかといった点をわかりやすく解説してくれている点がとてもGOODです。
大きくて、魅力的で、柔らかそうなおっぱいやお尻を描きたいという方にはマストバイな一冊となっております。
みんなでセクシーな女性をいっぱい書けば幸せな世界になるはず!
・魅力的に見えるポーズのノウハウがつまってる
・年代別、大きさ別の胸やお尻の描き方が載っていて完璧
・どこを描くのが難しいのかどう描けばうまく見えるのかのポイントがわかりやすい
『美少女イラストのリアルな肌の塗り方』
こちらは肌のリアルな塗り方に特化した解説本となっています。
ひとつ前に紹介した、『ちょっぴりHなおんなのこの描き方』でセクシーな女の子の描き方を勉強した後に、魅力的な色塗りをしたくなりこちらを購入しました。
ベースの色を塗った後に、1影、2影と、影を重ねていく基本的な色塗り方法から、胸、お尻、ふとももといった部位ごとの詳細な色塗り方法まで、初心者には目から鱗の情報しかありませんでした。
セクシーさを出すには、ある程度のリアルさが必要となり、リアルさを出すには影をうまくつける必要があります。
この本では、部位ごとにどこに影を入れ、光をいれたらリアルに近づくのかといったことをわかりやすくポイントで教えてくれるため、自分の絵に取り入れるだけで一気に肌塗りのレベルを向上させることが可能となります。
私がこの本を買ってよかったと思ったことは、自分が描いた絵が、リアルな色を付けることでより一層クオリティが上がって自分でも好きになっていく感覚を味わえたことです。
胸やお尻を塗る作業は、時間を描ければかけるほどリアルに近づくのでとても楽しい作業なのだということを知ることができました。
魅力的な女性の部位を表現したいと思う方はぜひ購入してみてください。
・影の塗り方、光の入れ方、赤みや青みの入れ方などリアルに見せるための塗りについて丁寧に教えてくれる。
・胸やお尻など部位ごとに教えてくれるため、自分が強化したい、集中したい部位を学ぶことができる
・真似して塗るだけで一気にレベルが上がるため、塗りが楽しくなる。
『キャラクターデザインの描き方』
好きなキャラの二次創作だけではなく、オリジナルキャラを描きたいと思っている人におすすめなのがこの本、「キャラクター」のデザイン&描き方 カラフルポップで魅せるイラスト技巧です。
見る人が元気で明るい気持ちになれるイラストに定評のあるくるみつさんが、普段どのように考えてオリジナルイラストを作成しているのかということを詳細に解説してくれている素晴らしい本です。
イラストを描き始めて、すでに存在しているキャラを描いたりすることはできるようになってきたけど、自分の好きなものや良いと思ったものを自分らしく表現したいと思ったときに、どうやってそれを効果的にかつ魅力的に見せることができるのかという悩みを解決してくれます。
本の構成も順番を追って説明をしてくれており、表情の描き方→ポーズシルエットの作り方→色の選び方→キャラクターデザインのコツ→背景の描き方という章立てで、一通り読むだけでなんだかオリジナルキャラでイラストを描けてしまうような気にさせてくれます。
私が特に勉強になったのは、色の選び方の部分で、イラストにはメインカラー、サブカラー、ベース色といった色の基本的な考え方のようなものがあり、配色やバランスについて効果的な使い方のようなものがあるのだということを知ることができてとても役に立ちました。
また、キャラクターデザインについても、複数のやり方を実例つきで紹介してくれていて、①かたちあるものからデザインする、②色からデザインする、③構図からデザインする、④性格からデザインするといった4つのやり方をとてもカワイイイラスト付きで解説をしてくれていてとても分かりやすかったです。
・単にキャラを考えるだけではなく、構図や色使いといった魅力的な見せ方まで教えてくれる。
・作例として出てくる女の子が元気いっぱいでカワイイ
→くるみつさんの表現したいものがきちんと表現されていて説得力がある。
Paryiが全力で教える「髪」の描き方 ヘアスタイルにこだわる作画流儀
ここで紹介する本は、初心者の方でもかわいく髪の毛が描けるように、初歩的なことから中心に解説してくれる本になります。
人体の中でも顔の次に情報量が多く、動き、シルエット、構図を埋めたりといったことに使える万能モチーフである髪の毛ですが、自然でカワイイ髪の毛を表現するのはとても難しく、多くの練習が必要な部分になります。
私自身、イラストを描きながら、髪の柔らかさや軽さを表現するためにどのように描けばよいのかまったくわからなかったのですが、この本を読んだことで、うまいイラストに使われているテクニックや色の塗り方の基本のようなものを知ることができ非常に勉強になりました。
特に、毛先のいろいろな描き方(アレンジ方法)を一筆ずつ詳細に解説してくれている点や、編み込みやウェーブといった特殊な髪型の簡単な描き方についても解説してくれている点、髪の色の塗り方(特にハイライトの当て方)についての解説がとてもイラストを描く上で参照しやすいと思いました。
イラストで髪をかわいく描くために読んでおきたい必読の一冊といえると思います。
私もイラストを描き始めた早い段階で読んでおきたかったです・・・・(笑)
・自然でかわいく見える髪の毛の描き方や色の塗り方、アレンジ方法まで教えてくれる
・きれいな髪の毛の線を描くための描き順がわかりやすい
さいとうなおきのもったいない!イラスト添削講座
SNSで「バズる!」イラストを描きたいけど、自分のイラストをどう改善したらいいか悩んでいる方にはこの本を超おすすめします!
イラストを描いている人ならご存じ方も多いかもしれませんが、著者はYoutubeでイラスト講座を配信している超人気Youtuber さいとうなおき先生です(登録者数49万人 2021年7月時点)。
本書の内容もYoutubeの「きまぐれ添削」という企画で行われている、視聴者から投稿されたイラストと相談内容をもとに、どうしたらさらに魅力的なイラストになるか、作者の意図をうまく表現できるイラストになるのかということについて、さいとう先生が添削し、かつ、実際にBefore→Afterの修正まで行って解説をしてくれるという神企画を書籍化したものとなります。
超基本的な色の塗り方や影のつけかたといった内容は載っておらず、構図をどのようにすると魅力的な絵になるのか、自分がイメージする理想のイラストを表現するにはどうすればいいかといった観点のテクニックが満載となっています。
あまりに素晴らしかったのでブログで別に1記事書いてしまいましたので気になる方はぜひこちらも読んでみてください。
・構図やエフェクトについて効果的な表現方法、描き方を教えてくれる。
・オリジナルキャラの魅力、内面、能力のうまい見せ方を教えてくれる。
絵はすぐにうまくならない
この本では、イラスト解説本でよくある、すぐにうまくなる、〇週間でマスターといったうたい文句に対して真っ向からぶつかっている本になっています。
まず初めに、絵がうまいということはどんなことなのか、何を目的として絵を勉強するのかといったことを出発点にし、各々の動機や目的からそれぞれの人に合ったトレーニング方法を複数紹介してくれています。
仕事としてイラストを描きたいのか、それとも趣味として描きたいのかによっても練習方法は違いますし、目指す方向性・能力が全然異なっているということに着目し、言語化しずらい絵のうまさというものをわかりやすく分解しつつ、上達するにはどういうやり方があっているのかということについてまじめに向き合ってくれている本だと思います。
絵を描くことに躓いている方、うまくなるとはどういったことなのかという根本的な問題について考えたい方にお勧めの一冊です。
さいごに
今回は、デジタルイラスト初心者にお勧めのイラスト解説本を紹介いたしました。
自分で好きなように描くのもいいですが、せっかく描くなら自分の思い描いた理想のイラストを描きたいですよね。
特にデジタルイラストでは、レイヤー効果といったアナログにはない様々な便利機能がたくさんあるので、自分の理想とする魅力的なイラストを描くには、適切な知識を得て、活用しないともったいないです。
今回紹介した本はどれも初心者向けにわかりやすく解決してくれていますので、読んで知識を得ることで上達すること間違いなしです。
ぜひ購入して活用してみてください。
コメント