こんにちは。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。
今回は『ポチらせる文章術』大橋一慶著という本の紹介をします。
最近ブログを始めていろいろと記事を書いている私ですが、なかなか人に見てもらえない・・・。
まぁ、始めたばっかりというのもあるのですが、せっかく書くのであればだれかに見てもらいたいし、そのための試行錯誤も行っていきたい。
そんなときに、本屋で目に入った瞬間に購入を決意したのがこの『 ポチらせる文章術』 です。
その名の通り、販売サイト、ネット広告、ブログといったWEB媒体において、さまざまな人に興味を持ってもらう、そして購入してもらうためにどうしたらよいのかということを解説してくれている本になっております。
まぁ、そもそもこの本自体のキャッチコピー能力がすごいですよね。
この「ポチらせる」という部分だけですぐに内容がわかりますし、見た人の想像力を掻き立てるような文章になっていて「えっどういうこと」「そんな方法あるの」と興味がそそられてしまいます。
内容としては、対話形式で内容が進んでおり、すらすらと読めてしまうのですが、興味を持ってもらう、ポチらせるためのノウハウが惜しげもなくかつ分かりやすく簡潔に提供されており、いままでブログを書きつつもキャッチコピーのことなんて全く知らなかった人にとっては目から鱗の情報が満載の本となっています。
改めて、この本はこういった方にお勧めの本です。
・文章の力で商品・サービスを売りたい
・ブログやSNSで発信力をあげたい
詳しい内容は実際に買って、読んでもらう方が絶対おすすめですので、私が特に気になった点を以下で挙げていきたいと思います。
本書は著者である大橋さんと、とある中小企業の社長のノリで会社のネット販売を担当させられた「いろはちゃん」との対話形式で進んでいきます。
急にネット販売の担当を任せられるといういかにもありそうな場面を物語形式で進めていくため、内容が入ってきやすかったです。
いろはちゃんのキャラ付けもよく、大橋さんの内容にところどころうまく突っ込んでいて、読者の疑問をうまく解消したり、閑話休題になったりしたりと重要な役割を果たしています。
(2)売れない理由は読まれてないから
読まれた時点で広告の80%は成功している。読まれないのは提案がしょうもない内容だから。
私たちインターネット世代は日々広告の波にされされており、広告を見た際に瞬時に必要な情報化どうかを判断する能力が備わってきています。
そういった中でどうしたら特定の人に興味を持ってもらい、読んでもらうことができるのかといったことを考えなければならないとのことです。
コピーライトは考える8割、表現2割というほど考える割合が高く、どうしたら「欲しい人へ、欲しいものを売る」ということができるかということを書く前に十分考える必要があるということを考えさせられました。
(3)メリットとベネフィットは異なる
ベネフィット=お客さんが欲しい結果(ハッピーな未来)
メリット=ベネフィットが手に入る理由
私たちは誰かに商品を紹介する際、商品の性能といったメリット面ばかりを紹介しがちであるが、紹介される側の読者はそういったことを一番に知りたいのではない。
読者が知りたいのはそれを買うことで自分にどういったハッピーな未来が訪れるのかどうかということであって、それをどうやって実現できるのかというのはそのあとである。
そのハッピーな未来が自分にとって想像しやすく、とっつきやすいものであればあるほど興味を持ってほしいと思ってくれる。
(4)考えるが8割、表現が2割のコピーライティングにおいて表現2割を占める「キャッチコピー」の重要性
広告で難しいのは読んでもらうこと。それは「0を1にする」ということであり、この壁を超えないと次の道へ進むことはできない。
読み手の注意を一発でつかむ最初の一言であるキャッチコピーには知られざるテクニックが様々あり、本書では「売れるキャッチコピーを作る10のテクニック」として具体例とともにテクニックが紹介されています。
普段よく見ることのある広告でも。こういったキャッチコピーのテクニックが織り込まれているんだなーということを知ることができ、自分のブログやWEBへもすぐに応用ができること間違いないです。
(5)私がピアノの前に座ると、みんなが笑った。
でも弾き始めると! (音楽学校の通信講座)
本書ではキャッチコピーのテクニックといった基本だけではなく、今日から使えるキャッチコピーの厳選テンプレートについても紹介してくれています。
上記のキャッチコピーはアメリカの偉大なコピーライターのジョン・ケーブルが書いた、有名なコピーらしく、60年以上も反応を撮り続けたものとなっています。
確かに、読み手にすべてを言わなくとも想像性を掻き立てるキャッチコピーになっています・・・。
(6)キャッチコピーからボディコピーにつなげる重要性
ボディコピーとは、キャッチコピー以外の文章のことになります。キャッチコピーで興味を持ってもらった後は、商品の良さを伝えて、購入までつなげていく必要があります。
本書では、その流れについて以下のように説明をしています。
1.振り向かせる(キャッチコピー)
2.近づいてもらう(リードコピー)
3.信用できる証拠を見せる
4.ベネフィットを伝える
5.ベネフィットが叶う理由として商品を伝える
6.今すぐ動いてもらう理由や条件を伝える
とても分かりやすいですね!!
これは営業トークと似通っている部分があるらしく、ボディコピーを書くことに慣れていない人は、実際にしゃべってみて、それをそのまま文章にしてしまうという方法もあるようです。
(8)ターゲットの認知ステージによって、コピーを変えることの重要性
商品には認知ステージが4段階ほどあるらしく、以下の段階に分けられていました。
①その商品が欲しい。めっちゃ興味を持っている。
②その商品を少し知ってるけど、まだ欲しくはない。
③ベネフィットには興味があるけど、その商品を知らない
④全くの無関心
商品がどういった認知ステージにあるのかということをしっかりと調べ、それに対応したコピーを考えることで的確にターゲットに響く広告を作ることができるとのことでした。
こういった認知ステージの話はあまり意識したことがなかったのですが、とても重要なことですね。③のステージの段階商品について①のターゲットに対するコピーを付けてもあまり意味ないですし・・・・。
本書ではそれぞれのステージに対してどのようなコピーが有効なのかといったことを具体例を複数挙げながら詳細に解説してくれているので、さらに納得できやすい内容となっています。
いかがでしたでしょうか。
本書は、一時間程度で読める読みやすさでありつつ、書かれている内容はいままで触れたことのないキャッチコピーの神髄がたくさん詰まっているものとなっています。
あとがきでは以下のように述べてい一文がありますので、紹介いたします。
確かに、読んでみて思うのは、専門的な用語が出てくる部分はあるものの、かなりわかりやすく砕かれた表現で書くことに細心の注意が払われているなということです。
物語形式、対話形式、詳細な具体例といった、読者を飽きさせない工夫も随所に見られて非常にすらすらと読み進めることができました。
私も本書で学んだ知識を生かして、実践し、共感してもらえるようなブログを書けるように頑張っていきたいと思います。
ではでは~。
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