【エクセル操作を神の領域に持っていきたい人必見!!】『神速Excel』中田元樹著 レビュー

ビジネス書

 こんにちは。ひゅうが( @hinatanohyuga )です。

 今回はエクセル操作の高速化をテーマにしている本『神速Excel』という本を紹介したいともいます。

こちらの本は以下のような方にお勧めです。
・社会人になり始めてエクセルを使い始める新社会人
・エクセルは長年使っているけど、膨大な事務処理に追われている人
・マクロは少し使えるけど、それでも膨大な事務作業に追われている人
・神のようなエクセル技術を身に着けたい人

このように書いてみましたが、とにかくエクセルを使うすべての人にとっておすすめできる内容になっています。

まずはこちらの動画をごらんください。

私が初めてツイッターでこの動画を始めてみた時、正直言って何をしているのかまったくわかりませんでした。

まさに悟空とセルの戦いを見ているクリリン状態・・・・・。一体何が起こっているんだ・・・。

エクセルの高速化というとVBAのマクロが真っ先に出てきますが、この神速Excelでは、マクロといったプログラミングによる高速化ではなく、普段行っているエクセルの操作(セル移動とセル選択)をショートカット等を駆使して高速化することにより目にも止まらない速さで処理することを主眼を置いています。

私自身、経理を7年間やっていて、仕事でエクセルを使うことが多く、こういったテクニックを自己流で調べて少しずつ習得してはいましたが、この動画を見て、圧倒的に技術が足りていないことを再認識することとなりました。

今回紹介する『神速Excel』ではこの動画で使われている技術を体系的に、かつ初心者でもわかりやすく紹介されており、読み、学び、練習をしていくことで神速のエクセル技術を身に着けることができるものとなっています。

実際に本書を読んでみてよかった点を以下に上げます。

・本の表紙が遊戯王のレアカードみたいにキラキラとしていて奥義書みたいな雰囲気を醸し出している!! (我々30代には意外と好印象(笑))

・単純に知識(ナレッジ)の紹介だけではなく、練習問題もしっかりと載せてくれている。そして、練習で反復の重要性を説くことで、経験や学習によって獲得された知識(ナレッジ)に昇華させることまでを目的としている。

 →こういった技術は本を読んだときに感心してそのままになってしまうといったことが多いため、せっかく普段の業務でよく使える知識を手に入れたのだからそこで使っていくところまでを明確にフォローしてくれている本はあまりないのではないかと思います。

・特殊な製本技術により、180度開くようになっており、手で押さえなくても開いたままの状態を保つことができる。

 →いままでこんな本に出会ったことがない・・・・。あまりのすごさに感動しました。こういった参考書は本を開いたまま実際に作業をすることが多いため、いままでなかったこの心遣いに感動しました。ぜひ皆さんも手に取って体験してみてください。

・エクセル操作の基本の基本から記載されており、エクセルをこれから使い始めるといった方でも理解することができる。

 →変な癖がついていない初心者の方が呑み込みが早いかもしれない。私ももっと早くにこの本に出会いたかった・・・・。

・エクセルを7年間みっちり使っている人間でも多くの新たな発見・知識を得ることができる。

→もちろん初心者にもわかる内容となっているため、すでに知っていることもありましたが、「マウスではなくキーボードを使用する方が早い」「Altキーの徹底活用法」といった内容については中級者でもあまり知らない内容でした。また、少なくとも私の周りの経理の人間もしらない内容だと思われます。

・単なるショートカットの多用ではなく、考え方を含めて高速化の方法を教えてくれる。

→ショートカットを暗記すればもちろん早くはなるのだが、それだけでは神速にはたどり着けない。その背景にある高速化の考えをもとに反復を繰り返して無意識の領域でショートカットといった作業をできるようにならなければいけないということまで教えてくれる。

・「行挿入」も「罫線をひく」のも「フィルターを操作する」のもすべてAlt+コマンドで完了できることの驚き・・・。

→いままでマウスで操作していたのは何だったんだ。知らなければ今後の人生で膨大な時間を無駄にしていた作業を、これを知ったことによりかなり効率化できるということに驚きを隠せませんでした。

・キーボードのみでエクセル操作を行っていると、エクセルがいかにユーザに使いやすい仕様になっているかが理解できる。やっぱり表計算ソフトとして長年使い続けられている理由、使いやすさを追求している変態性みたいなものがわかり、十分に使い込んであげないと失礼だなという謎の愛着がわく。

IT化が進んでいる今の世の中でも、数値の分析や編集作業は、大部分が人の手で、エクセルを用いて行われています。それも、1回1回マウスで操作をして、繰り返し、確認をするといった地道な作業が大半で、8時間の業務時間のうち大部分をそういった作業に費やしている人も多くいると思います。

最近はやりのマクロも効率化の一つの手段だとは思いますが、今回紹介したセル移動、セル操作の高速化はその一歩前の膨大な時間を費やしている作業の部分を効率化するものであるため、マクロと同等、もしくはそれ以上に効率化につながるものとなると思われます。

・膨大なエクセル操作に時間を費やし、疲弊してしまっている人
・これからエクセルの神髄に触れようとしている人
・さらなるエクセルの高みへ上り詰めたいと考えている人
にこの本は本当におすすめです。ぜひ手に取って新たなエクセルの楽しさを見つけてください。

ではではー。

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