こんにちは。ひゅうがです。
hyuga_comiclog_イラストさん (@hinatanohyuga) / Twitter
hyuga – pixiv
今回は、先日アップした『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』に登場する唐音ちゃんのイラストについて、どのような点に力を入れてかわいく描いたのかということについて紹介していきたいと思います。
フェチポイント
今回のキャラは先ほども書きましたが、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』というラブコメ漫画に出てくる唐音ちゃんというツンデレ金髪ツインテール女子を描きました。
この作品は一人の男の子に対して100人の彼女(ヒロイン)ができる予定なのですが、みんなを幸せにしないと、ヒロインが不幸になって死んでしまうというかなりぶっとんだ設定のマンガになります。
なので、話が進むごとにどんどん魅力的なカワイイヒロインがたくさん出てくるのですが、その中でもやっぱり唐音ちゃんのようなツンデレキャラが好きなんですよね。
一種の刷り込みのようなものかもしれませんが、素直になれないかわいらしさといったものにとても魅かれてしまいます。
この唐音というキャラは以前もビーチに水着という設定で描いたことがあるのですが、今回は別のテイストで描いてみたいと思い、再度挑戦をしてみました。
前回描いたイラストがこちらになります。
んがわ゛い゛い゛い゛ーーーー。萌え萌えキュンビームずばばばーー!!!
やっぱり唐音はかわいいですね。健康的ではつらつとしたかわいらしさがあるのでそういった点が表現できたので、とても描いていて楽しい作品でした。
改めて見直した時に、気になる点を挙げるとすると、若干肌をリアルめに描きすぎてしまっているような点と、背景についてはもう少し頑張ってもよかったかもしれません。
ただ、前回描いたこのイラストもそうですが、やっぱりキャラの特徴や自分が一番カワイイと思っている点を明確にして、そこを強調し、力を入れて描くことは大切だと思います。
今回描いたイラストのフェチ要素としては、以下の点を考えながら描きました。
・足がさらに長く見えるようにハイヒールを履かせる
・ショートパンツで夏っぽさを演出(さらにひらひらを取り付ける←ここ重要!)
・笑顔ではなくあえて無表情でこちらを見つめる表情に
・麦わら帽子を手でつかんで遠近感を演出
・麦わら帽子から落ちる影を付け、遠近感が出るように
・前回の反省を生かし、リアルすぎる肌にならないように一影は控えめに
・へそ出しシャツ
・シャツから透けて見えるオレンジのビキニ!!!
・麦わら帽子の小さな隙間からこぼれる光が顔に当たっている様子
難しかった点、気づいた点
あおり目線の構図は足と顔のバランスが難しい
前回のイラストはフカン目線の構図だったため、今回のイラストは下からのあおり目線の構図で描いてみました。
特に、以下の点が難しく修正が何回か必要となりました。
・顔と足の長さのバランスが難しい
→下から目線なので足が長く描くのはわかっているのですが、イラストとして成立するバランスを調整するのが難しかったです。異常な長さにならずに、すらっとした足という印象になるレベルの長さが非常に微妙でした。
・目線が下を向いているようにするには、瞳を下側に配置して、上側に白目が見えている状態にしないといけなかったのですが、位置調整が難しかったです
・フカン目線になると顔が上側に配置されるような形となるため、目、鼻、口、眉のそれぞれの位置を適切な位置に配置するのが難しく、なんども調整が必要となった。
→顔の向きにもよるかもしれませんが、今回のイラストだと、顔も若干反りぎみに描いているので、鼻の位置や形がとても重要だと思いました。
麦わら帽子をそれっぽく見せる方法
今回一番頑張りたかった部分は麦わら帽子です。
やっぱり夏、海、ビーチといったら麦わら帽子ですよね。
麦わら帽子を描くためにいろいろと他の絵師さんが描いているイラストを見て勉強してみたのですが、いくつか押さておきたいポイントがあったので紹介をしたいと思います。
・麦わら帽子の裏側は暗い色で影を表現する
・麦わら帽子の裏側に表側の光がこぼれていることを表現するために、繊維に沿った形で、明るい色を点々と描いてあげる。
・麦わら帽子のふちの部分には繊維状の線を引いてあげると麦わら帽子っぽさが表現できる。
・ところどころ飛び出ている繊維状の線の色は、光が当たっているものとそうでないもともとの色のものを混ぜるとリアルさがでてよい。
実際に描いた後で見直してた感想としては、ふちに描いた繊維状の線が一番麦わら帽子っぽさを演出してくれていてとてもいいと感じました。
惜しい点としては、右上のハイライトの光の当たり方をもう少しなじませて自然な形にしてあげるとさらに良かったかと思います。
もっと時間をかければ、さらにリアルに寄せることもできたかとも思いますが、今回の時間ではこれが限界でした。次回また挑戦します。
ショートパンツと透けシャツ
今回は麦わら帽子以外の服、特にショートパンツと透けシャツについても工夫をしてみました。
ショートパンツ大好き教の私としては、健康的な体にぴちぴちの太ももにはショートパンツが一番、特にショートパンツの裾に繊維がひらひらしてるとなおいい!!ということで、今回はひらひら付のショートパンツを精一杯描いてみました。
描いてみて勉強になった点としては、以下の点です。
・繊維が白なので繊維の下には、影を描かないと見えづらくなってしまう
・繊維の上側には影を描くとリアリティが出る
・ショートパンツの形は腰の形に沿って歪ませないと違和感が生じる
・へそは出した方がセクシィ
また、今回は、単なるビキニではなく、胸元が大きく開いたシャツを着させて、さらに水でぬれて透けているというフェチ心をくすぐるアイテムを追加してみました。
単に白いシャツの透明度を下げるだけだと、リアルさが出ないので、透明度を下げるというよりは、白いシャツを描いた後に、肌の色を上乗せしていく方がやりやすいように思います。
水にぬれたシャツは体に引っ付くため、通常の乾いたシャツとは別のしわが発生することになるため、それを表現してあげると、リアルに表現できるという点に気づきました。
しわに沿って、影と白いハイライトを入れると、それっぽく見えるとおもいます。
しわがあるとそこに目線が行くので、いいですね。視線誘導にもなりそうです。
女性っぽいS字の立ち姿の難しさ
今回は定番ではありますが、女性キャラが魅力的に見えるS字の立ち姿を描いてみました。
単純に真正面から立っている姿を描くのとは違い、頭やおなか、足など、いろいろな部位が角度をつけているので、普段とは形の見え方、描き方が異なっているという点に苦戦をしました。
特に顔については、若干あごを挙げて反らせ気味にしているので、顔のパーツの配置や形について何度も直しをすることになりましたが、とても勉強になりました。
また、今回のイラストだと、胴体の部分を大きく反らせているような立ち姿のため、へその穴やおっぱいの位置と形も非常に重要で難しいポイントでした。
正面以外の立ち姿を描く場合は、参考の資料をたくさん見て、この角度から人間を見るとどのような形になるのかといったことを十分に観察してから描かないと、ちょっとした違いが違和感を生んでしまいますので、わからない箇所があったら資料を探して参考にするということをした方がいいと思います。
今回はゆるーいS字の立ち姿でしたが、次回はもっと体をダイナミックに動かしたようなイラストにも挑戦してみたいです。
背景(海・雲・砂・影)の効果について
今回はビーチということで海と雲と砂を背景にしたのですが、意外とうまく描けているのではないかと思います。
特に雲の形がキャラの左右から上に広がる形にして、漫画の集中線のような効果を出したので、中央のキャラにより目線が行くような形になすることができました。
また、海と砂地についてもぼかし効果を出すことで、キャラとの遠近感が生まれ、背景との一体感を出すことができました。
背景を描く場合には、配置したキャラとどうやってなじませるか、浮いた感じにしないかということが重要になってくると思いますので、うまく影や光、ぼかしを入れてあげて一体感を演出してあげる必要があると思います。
そして、今回の背景の海には分かりづらいですが、本物の海の写真を使用しています。
そのまま使っているわけではありませんが、海の微妙な濃淡について、透明度を上げて使用することで、リアル感を演出してみました。
自分でこまごまと描くよりかは時間の節約になりますし、非常に有用でした。
実際に使用した画像は以下の写真です。(宮古島旅行に行った時の海の画像を使いました)
さいごに
今回は、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』に出てくる金髪ツインテールツンデレ美少女の唐音ちゃんのイラストに関する記事を書いてみました。
個人的に好きなアイテムである、麦わら帽子、ひらひら付ショートパンツ、透けTシャツといった要素をこれでもかと盛り込むことができたので非常に満足です。
個々のアイテムについてはまだまだ改善の余地がありますが、全体の出来としては描きたいとイメージしていたものを表現できました。
このイラストはTwitterでも挙げているのですが、挙げてから1日で「9リツイート、31いいね」という評価をいただいており、今まで上げたイラストの中でもいろいろな人に喜んでいただけたようでうれしいです。
イラスト・ファンアートの良いところは、自分の好きなキャラの理想の場面を表現することができることと、自分が魅力的だと思う点をSNSで発表して他のファンと共有できる点だと思います。
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』についてはとても好きな作品なのでこれからも定期的に描いていきたいと思います。
他の作品が気になった方はぜひ、SNSの方へも遊びに来てください。
ではでは。
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