個性的すぎる吸血鬼の魅力にはまって抜け出せない。吸血されたい人続出!!『よふかしのうた』 レビュー

ラブコメ

こんにちは。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。

皆さん、『よふかしのうた』はもう読まれました?


今回は コトヤマ著 『よふかしのうた』があまりにも素晴らしくて、世界観に引き込まれてしまったので、この気持ちを整理するためにもレビューを行いたいと思います。

『だがしかし』という漫画が有名なコトヤマさんですが、今回新しく出された漫画は吸血鬼と少年のラブストーリー漫画となっています。

実際に読んでみると単純な恋愛漫画として片づけることのできない面白さがあるのですが、今回はそういった面白さに関する感想を述べることができたらと思います。

まぁ、とにもかくにも、いいですね!! 吸血鬼との恋愛漫画って・・・・。

圧倒的な人種の違いや、生命力・力の違いに葛藤し、一度は離れつつも、お互いにどうしようもなく惹かれあう関係になってしまう・・・。

思い出すだけでも、『真月譚 月姫』にでてくるアルクェイドや『かりん』にでてくる 真紅果林といった魅力的な吸血鬼とのラブストーリーを少年時代に読んだ記憶が思い浮かびます。


今回、この『よふかしのうた』を読んだきっかけは、コトヤマ先生の以下の漫画紹介ツイートでした。

導入部分を丸々SNSで紹介してくれるなんて太っ腹ですね!!

しかし、読んでみてわかる通り、導入部分だけで圧倒的な世界観に引き込まれてしまい、続きが気になりすぎて購入不可避になってしまいます。

やっぱり素晴らしい漫画って導入部分から、がっっと引き込まれてしまいますし、こうやってSNSで無料公開したとしても、それを上回る宣伝効果が期待できますよね。

私も一度見た後、3日ぐらいたってどうしても気になってポチってしまいました。

紹介ツイートにもあるように、今回の漫画は「少年がよふかしするやつ」となっています。

とある出来事をきっかけに不登校になってしまった少年が、夜更かしを通じて謎の美少女吸血鬼と出会い、夜更かしの自由さや楽しさを教えてもらいます。

その結果、少年はつまらない人生を変えるために吸血鬼になりたいと考え、その方法である吸血鬼に恋をすることを決意します。

今まで恋をしたことがない少年のどうすれば恋に落ちることができるるのかを模索するたどたどしさとそれを受けいれる下ネタ大好きだけど純愛要素にはよわよわな美少女吸血鬼の恋愛模様が描かれています。

まぁ、にやにや必至ですよね。

なんでこんなにもにやにやしてしまうのかということ分析するために、主人公とヒロインの要素を分解してみたいとおもいます。

まず、主人公の少年 夜守コウについてですが、以下の要素があると思います。

(1)真面目
(2)今まで恋愛をしたことがなく、奥手である
(3)奥手ではあるが、率直に感情を伝えることができる
(4)人に合わせることもできるが、なにか窮屈さを感じてしまう
(5)日々がなんか楽しくない

このように書いてみると、主人公の 夜守コウは感情移入しやすい人物に設定されているように思います。

読者である現在の少年少女、今は大人でもその昔少年・少女時代であった人たちも、なんとなく学校が楽しくない、どうしたら楽しくなるんだろうと悩んだり、少し悪いことをしてみたいと思い、夜に出歩てみたりとしたことがあったのではないでしょうか。

恋愛とは何かと悩んでみたり。

ただ、恋愛漫画において最強武器である「 (3)奥手ではあるが、率直に感情を伝えることができる 」は実装されています。

これは強いですね。相手がお姉さんキャラであればあるほど、効いてしまう最強武器です。

お姉さんキャラは上の立場からコントロールしているつもりでも、不意の直接的な感情表現に、つい崩れてしまうといった場面は恋愛漫画の王道です。


一方、吸血鬼である 七草なずな様についてですが、以下の要素があります。
(1)とにかくかわいい
(2)たれ目
(3)ショートカット
(4)下ネタ好き
(5)直接的な感情表現によわい(好きとか言われるとガチ照れする)
(6)お姉さん要素
(7)吸血鬼
(8)年齢不詳
(9)あばずれくそ女(誤解)
(10)服がエロい
(11)すぐお布団に誘ってくる
(12)空を飛べる
(13)少年のような心をもっている
(14)嫉妬する人間らしさ

まず、名前がいいですよね。「七草なずな」

「な」がいっぱい入ってる!!!4つも!!

語感もいいし、覚えやすいし、「なずな」ってかわいい!!

そう思うのは自分だけですか?もっと共感する人がいてもいいと思うんです。

まぁ、それは置いておいて・・・・

先ほど 夜守コウ の要素でも若干述べましたが、「 (5)直接的な感情表現によわい(好きとか言われるとガチ照れする) 」というのは重要な要素ですよね。

長い年月を生きてきた吸血鬼で人生経験豊富なお姉さんであるにも関わらず、直接的な愛情表現にはガチ照れしてしまう。

しかも、下ネタを普段からばんばん言っているにも関わらずそういった言葉照れてしまうというそのギャップにも萌え要素が存在しています。

全体的に尊い・・・・・。



あと、あの衣装って何なんですか。けしからんですよね。どこで売ってるんでしょうか。実際に見てみたい・・・。

主人公の困惑もわかります。(えっ、なにその服)

コートの下からこんな服が出てきたら、どう反応していいかわかりませんよね・・・。

やっべぇえええええ~って感じでしょうか。

胸元が◇に空いてるし、ニーソだし、エナメルだし・・・。服装に要素を組み込みすぎて大渋滞になってますよね。

大好きです。大好物です。本当にすきです。

吸血鬼キャラってイメージ的には冷徹、クールというイメージが多いのですが、今回の七草なずな様は意外とフランクというかエロいというか、親しみやすさが前面に出てますよね。

主人公の血が飲みたいということもありますが、普通に自分から家に連れ込んで、布団に誘ってますし。

夜更かしをしたい少年の相談にのって一緒に夜更かしを楽しんでくれますし。

これが少年サンデーに連載されているということを考えると、現在の小学生、中学生、高校生はいろんな意味でたまらないでしょうね。

すでに少年ではない私も、今回この漫画を読んで懐かしい気持ちになったというか、少年時代にこれを読んでいたらどんな気持ちになって、どんな行動に走っただろうかと考えさせられました。

少年時代に読んでみたかったなぁ~。

いくつになっても素晴らしい漫画には心と体を動かされます。


ここまで主人公・ヒロインのそれぞれの要素を簡単に見ていきましたが、恋愛漫画の王道である「少年の直接的な感情表現とそれに照れてしまうお姉さん吸血鬼」という点は抑えつつ、従来の吸血鬼のイメージである冷徹・クールという要素をフランク・かつ絶妙なエロさという新たな要素に置き換えている点が私にとってドストライクにはまってしまった一番の要因だと考えました。

ただでさえ吸血鬼との恋愛ものが好きなのに、こんな新たな要素で出されたら読むしかない・・。

ありがとうございます。コトヤマ先生!!!



今後の展開はどうなるんでしょうね。

やっぱり吸血鬼と人間の恋愛物語なので、

・人種の違いを意識してしまい、一緒になれないと悟ってしまい一時疎遠になってしまう

・過去になずな様が作った眷属が邪魔をしに来る

・なずな様の父親が連れ戻しに来る

・別の女性吸血鬼が現れハーレム状態になってしまう

といった展開が想像されます。

いずれにしよ、なずな様にはまだまだ秘密な点がいっぱいあるので今後の展開が気になりすぎて夜も眠れません。

あぁ~、はやく続きが読みたい!!!

今後の展開に期待しましょう!!!

でわでわ。

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