こんにちわ。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。
今回は、楽天経済圏でできる固定費の削減、楽天でんきについて紹介したいと思います。
電気代といった毎月「固定」で発生してしまう支出は、一度見直すだけで長期的な効果が期待できます。
具体的にどの程度節約できるかというと、標準的な2人世帯で初年度10,906円(電気料金7,220円+ポイント3,686)、標準的な4人世帯で初年度19,316円(電気料金14,854円+ポイント4,462ポイント)の節約効果を見込むことができます。(楽天でんき公式HP参照)
しかも電気代に関しては、契約する会社を変更するだけで、節約をすることが可能なため、今までの生活を変えることなく、非常にお手軽にできる節約方法であるといえます。
今現在は、様々な会社が電力事業に参加しており、どの会社と契約するのがお得なのかといったことに悩まれる人が多いとは思いますが、楽天経済圏に入っている人、またはこれから楽天経済圏に入ろうとしている人であれば「楽天でんき」がかなりおすすめです。
ぜひこの記事をご覧いただき、メリットデメリットを把握したうえで、検討していただければ幸いです。
この記事は以下の方にお勧めです。
・電気料金を見直そうとされている方
・楽天経済圏を活用したい方、これから活用をしようとされている方
電力自由化が話題になったけど、いまいちよくわかっていなくて、替えるのが不安なので、やらないままになっています。
大先生
電気代の見直しはネットでとても簡単に手続きできる上にゃ。
この記事を読んで、そのお得さがわかるにゃ。
電力自由化とは
私たちはこれまで、地域で決められた電力会社としか契約できませんでしたが、2016年4月に規制緩和が行われ、新たに参入した電力会社とも電気の契約をすることができるようになりました。
その一連の規制緩和の流れを電力自由化と呼んでいます。
この電力自由化の流れの中で、様々な企業が参入したことにより、価格の競争やサービスの差別化が図られ、既存の電力会社よりも安価な料金体系で提供してくれる企業が多く発生しています。
デメリットとかリスクはないの?
電力会社を変える際に、停電が起こるのではないか、非常時に電気が来なくなるのではないかといった不安を持たれる方がいますが、そういったことはありません。
新しく参入した電力会社と契約をしたとしても、電気が送られてくる仕組み・電気の設備・電線等は今までと変わらないため、停電の起こりやすさや明るさなどは変わることなく、安心して使用することができます。
ただ、注意すべき点が一つ・・・・
新電力を選んだ際に、私がひっかかってしまった注意すべき点が1つあります。
それは、ちゃんとした会社を選ぶということです。
私は一番初めに新電力として選んだ会社は「福島電力」という会社でした。
それまでは関西電力という会社と契約をしていたのですが、引っ越しをしたタイミングで料金が安く、しかも支払った料金の一部が東北大地震の復興に充てられるということで、あまり深く考えずに福島電力に変更をしました。
最初の半年は料金が下がってとてもよかったのですが、半年を経過したタイミングで、福島電力から事業撤退の連絡がきて、再度電力会社を変更せざるを得ない状況になってしまいました。
事業撤退の理由は、申し込みが多くなりすぎ、サポート体制が整わなかったとのことでしたが、それにより短期間で電力会社を再度変更しなくてはならない私にとっては非常に大きなショックでした。
新規に参入した電力会社がすべてそのような会社ではないとは思いますが、短期間で撤退になってしまうような会社でないこと、電話をした際にきちんと対応してくれるサポート体制がしっかりしている会社を選ぶということはとても重要な基準だと思っています。
そんな落とし穴があるんですね。
そんなことがあったなんて全然知りませんでした。
大先生
利用者に損はなかったけど、新電力に対して不信感はのこったにゃ。
無駄に嫌な思いをしないためにも、ちゃんとした会社を選ぶことは重要にゃ。
電力会社を選ぶポイント
まずは、電力会社を選ぶうえでのポイントを簡単に説明をしたいと思います。
・料金
・サービス体制
・解約料金
大きくはこの3つです。
料金については言わずもがなという感じですが、意外と見落としがちとなってしまうのが、残りの2つです。
サービス体制については先の福島電力の例でも述べましたが、新電力に参入した企業はノウハウが整っていない会社もあり、電話やメールをしてもつながらなかったり応答がなかったりすることがあります。
そういったことがないように、安心できる会社を選ぶというのも重要なポイントになってきます。
また、解約料金に関してですが、電気料が安くても、1年間は契約しなければならず、一年未満で解約すると解約料金を支払わなければならないといった会社も存在しています。
電気料金の契約のため、短期間でころころと変えることはまずありませんが、引っ越し等があるかもしれませんので解約料金を含む契約の内容についてはきちんと確認をするようにしましょう。
楽天でんきとは
ここからは楽天でんきの基本事項とメリット・デメリットについて紹介をしていきます。
楽天でんきの料金体系
基本料金0円、従量料金の単価一律
楽天でんきの料金体系の特徴として、以下の2点の特徴が挙げられます。
・基本料金が0円
・従量料金の単価が一律
まず、基本料金に関してですが、これは電気の使用量にかかわらず発生する費用になります。
関西電力では従量電灯Bの基本料金として396円が課されています。
楽天でんきに関してはこれが、「0円」になっているため、その基本料金分は確実にお得になります。
従量料金とは、電気の使用量に従って課される料金になっており、使えば使うほど単価が上がっていく仕組みとなっています。
関西電力の従量電灯Bの料金単価以下のような設定になっています。
一方楽天でんきについては、地域別に一律の単価を設定しており、いくら電気を使っても一律の単価で請求をされることになります。
地域別の単価は以下の通りです。
従量料金 | |
北海道電力エリア | 30.00円/kWh |
東北電力エリア 東京電力エリア 中部電力エリア | 26.50円/kWh |
北陸電力エリア | 22.00円/kWh |
関西電力エリア | 22.50円/kWh |
中国電力エリア 四国電力エリア | 24.50円/kWh |
九州電力エリア | 23.50円/kWh |
沖縄電力エリア | 27.00円/kWh |
従量料金の単価が一律だとどうなるかというと、電気を多く使う人ほどお得ということです。
通常の従量料金の単価だと、使う電気が多くなるほどに単価が上がってしまい請求額も多くなりますが、楽天でんきの場合は使う電気が多くなっても単価が変わらないため、総額でみると電気代も抑えられることになります。
料金プラン
楽天でんきにおける個人・ご家庭向けの料金プランは、「プランS」という契約飲みになります。
このプランでは、基本料金と使った電気の使用量によって変動する従量料金、それに加えて化石燃料などの変動する価格分を補うための燃料費調整代、再生可能エネルギー発電促進賦課金という4つの料金が加算されて計算されています。
すなわち、以下のような構成になっています。
電気料金= 基本料金+従量料金(使用料)±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金
先ほど説明をした基本料金と従量料金以外の、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金については、電力会社でさほど変わらないため、特に気にしなくとも大丈夫です。
切り替え費用は?
電力会社を変更する際に、費用が掛かるのではないかと心配になるかもしれませんが、楽天でんきの場合は一切費用がかかりません。
申し込みをするだけで、電力会社を変更することが可能となっています。
解約料金は?
楽天でんきの解約料金は0円です。
一度契約した後で、他にいい電力会社が見つかった場合は気軽に乗り換えることができます。
提供条件(地域と契約アンペア)
楽天でんきの提供対象エリアは、北海道から沖縄まで日本全国となっています(離島除く)。
ただ、楽天でんきを契約するうえで一つ条件があり、電気の契約容量が20A以下の場合は、契約することができません。
電気料金のお知らせなどで、ご自身の家の契約容量が20アンペア以下かどうかを確認してから申し込みをしましょう。
ただ、20アンペア以下を契約しているご家庭は、「ほぼ電化製品を使わない独り暮らし向け」の方だと思われます。
今回紹介している楽天でんきはある程度電気を使用している家庭において節約効果が発生しますので、そもそも20アンペアで済んでいる家庭にはおすすめではないかとおもいます。
楽天でんきのメリット
ここからは、楽天でんきならではのメリットを紹介していきます。
楽天ポイントがたまる!使える!
楽天ポイントがたまる、使えるというのは楽天経済圏で生活をする人にとって一番のメリットですね。
楽天でんきでは電気料金の支払いで200円ごとに1ポイントの楽天ポイントを獲得することができます。(0.5%還元)
また、楽天カードで支払うことで、100円につき1ポイント獲得することができます。(1.0%)
これらを合わせることで、電気料金の支払い200円につき3ポイント獲得することができるため、実質1.5%の還元を受けることが可能となります。
4人家族のひと月の平均電気代が11,719円、年間の平均電気代が140,628円とすると、1か月で175ポイント、年間で2,109ポイントを獲得することが可能となります。
しかも、この楽天でんきの支払いにも楽天ポイントを使用することができます。
他の楽天サービスで獲得したポイントを使って電気代の支払いをすることでさらに電気代の支出を減らすことが可能となります。
また、支払に使う楽天ポイントは期間限定ポイントも使用できるため、毎月使い道を探すのに苦労をすることもなくなります。
楽天経済圏ではポイントのたまりやすさに加えて、様々なサービスで簡単に使用することができるというのがとてもメリットになるため、可能な限り楽天のサービス内でポイントを貯めて使うということができればそれが一番の節約になります。
新規契約で2,000ポイント獲得(通常ポイント)
楽天でんきでは、新規契約で楽天ポイントの通常ポイントを2,000ポイント獲得することが可能となっています。
普通に2,000ポイントを獲得しようと思ったら200,000円分のお買い物をしないといけないため、いかに大きなポイントかがわかります。
楽天でんきに替えることで毎月の電気代も安くなるうえに、契約をするだけで2,000ポイントももらえるなんてとてもお得ですね。
楽天市場でのSPUポイント+0.5倍
楽天でんきと契約をすることで楽天市場でのお買い物の還元率が+0.5倍になります。
楽天のサービスを利用するごとに楽天市場でのお買い物のポイント還元率が上がっていくSPUという制度になるのですが、こちらも非常にお得な制度になっています。
たった+0.5倍かぁと思われるかもしれませんが、大きな買い物になるほどこの0.5倍がとても効いてきます。
こちらの記事でも紹介をしていますが、無理をしない範囲で楽天のサービスを利用して、楽天市場でのSPUポイントを上げておくというのは楽天経済圏で生活をするものにとって非常に重要なこととなります。
楽天でんきを使うことで楽天市場でのポイントも上がるというのは非常に大きなメリットです。
サポート体制もばっちり
最初に福島電力の例を挙げた通り、電力会社を選ぶ際にはちゃんとした会社を選ぶということも重要な点になります。
その点楽天でんきを運営しているのは大企業の「楽天」ですので、まず倒産をする心配はありません。
また、口コミを見るとサービス体制もしっかりとしているようで、メールを送ると翌営業日には回答が返ってくるとのことでした。
電気という日々の生活の重要なインフラになってきますので、即対応できるサービス体制を確保できる企業が望ましいですね。
楽天でんきのデメリット
一人暮らしだと割高になることも・・・
楽天でんきの料金プランは基本料金が0円、従量料金の単価が一律というお話をしました。
従量料金の単価は通常だと使えば使うほど上がっていくため、その単価が一律であるというメリットは、主に電気を多く使う人にとってのメリットになります。
従量料金の単価が一律ということは、その分一律の単価が若干高めに設定をされているため、そもそも従量料金の高い単価が適用されないような使用量の少ない世帯については逆に高い単価が適用されてしまうことになってしまいます。
地域によっても、損をしてしまう分岐点は異なりますが、関西地区だと月180kwh未満、他の地域だと月~300kwh未満の場合だと逆に高くなってしまう場合もありますので、一度公式サイトでシミュレーションをしてみることをお勧めします。
楽天でんき公式サイトでシミュレーション
支払いはクレジットカードのみ
楽天でんきの支払いはクレジットカードのみとなります。
ただ、デメリットというほどでもないので、クレジットカードを持っていない方は楽天カードを契約して、使いましょう。
楽天カードを使うことで100円の電気代の支払いで1ポイント獲得できます。
獲得したポイントを電気代の支払いに使って、楽天経済圏でメリットを最大限に享受することが望ましいです。
引っ越しをしてすぐに使用開始はできない
楽天でんきは引っ越しをしてすぐには使用開始はできないことになっています。
引っ越しをする際には、いったん別の電力会社に申し込みをし、電気料金のお知らせが来た後なら申し込みをすることが可能となっています。
若干契約の手間がかかりますが、楽天経済圏のメリットを得るためなら必要な手間です。
頑張って手続きをしましょう!
楽天でんきの特徴がよくわかりました。
基本料金や従量料金が安いのはもちろんですが、ポイントが獲得できる、使えるといった点が大きいですね。
大先生
楽天経済圏で生活する人にとっては、大きなメリットにゃ。
ポイントを得るために無理にサービス利用することはないけど、楽天でんきは多くの人におすすめなサービスにゃ。
どういった人がお得になるのか
ここまでくると、実際にどういった人がお得になるのかということが気になってくると思います。
ご家庭の人数や、使用する家電、使用量によってどのくらい電気代が浮いてくるのかは異なってきますが、平均的な家庭を想定してシミュレーションをしてみたいと思います。
標準的な2人世帯、4人世帯の場合
楽天でんきHPを見ると上記のような試算結果になっています。
標準的な2人世帯についてですが、電気料金のみで初年度7,220円の節約、さらに楽天ポイントで3,686ポイントが獲得でき、合計で10,906円の節約ができています。
また、標準的な4人世帯の場合だと、 電気料金のみで初年度14,856円の節約、さらに楽天ポイントで4,462ポイントが獲得でき、合計で19,318円の節約ができています。
これを見てわかる通り、楽天でんきは従量料金の単価が一律であるため、使用量が多ければ多いご家庭ほど節約できる金額が大きくなります。
また、従来の地域電力会社とは異なり基本料金が0円である点や、さらにはポイントがもらえる点も非常に大きなメリットとして効いてきます。
人気の新電力Loopでんきとの料金比較
ここで、新電力で人気のLoop電気とも料金の比較をしてみたいと思います。
Loopでんきについても楽天でんきと同様に基本料金0円、従量料金も地域ごとに一律設定となっており、以下の料金体系となっています。
楽天でんきにおける関西地域の従量料金単価が22.5円となっておりますので、Loopでんきの方が0.1円安いという結果になっています。
しかし、楽天でんきでは電気料金100円につき1.5円(1.5%)の還元があるため、実質的な単価は22.5円×0.985(1.5%割引)=22.12円となります。
楽天でんきの一番のメリットはポイントがもらえるということですので、ポイント込みの単価で比較をすると人気のLoopでんきよりも安い単価を適用することができ、結果的に電気代をより大きく節約ことができます。
2人以上のご家庭であれば、確実に節約効果が得られそうですね。
使う量が多ければ多いほど節約効果が大きいというのも魅力です。
大先生
電気料金の単価を比較する際はポイント込みの値段で比較するにゃ。
楽天でんきはポイント込みの単価であれば他の電力会社にも負けないにゃ。
申し込み方法
公式サイトから申し込みを行う
楽天でんきに替えるには公式サイトから申し込みをします。
<楽天でんき公式HP>
その際、契約内容を入力することになるため、電気料金のお知らせ、検針票といった契約内容がわかるものを準備しておきましょう。
また、すでに別の電力会社との契約をしている場合、その電力会社との解約手続きは楽天でんき側が行ってくれるため、申込者が行う必要はありません。
スマートメーターの設置
申し込みが完了するとスマートメーターの設置作業を行います。
これは電気の使用量を確認するために必要なものになっており、電力会社側が行ってくれる作業になります。
設置費用の負担は無料で、立ち合いも不要です。
スマートメータが設置され、最初の検針日から利用開始
後は、特に作業をすることもなく、楽天でんきの利用が開始となります。
特に電気を使用することに関しては変わることはありません。
料金がお得になるだけです。
料金の確認方法
楽天でんきでは毎月の電気代を確認するためのマイページが設けられています。
このマイページでは当月の請求額や使用料、獲得予定ポイントといった内容を詳細に確認することができます。
この機能を使って、今まで支払っていた電気代と比べてどの程度節約できたかを比較するとその効果がわかっていいかもしれません。
まとめ
今回は楽天経済圏で生活をする人にとって非常にお得な楽天でんきについて紹介をしました。
メリットをまとめると以下の通りです。
→ポイントは1.5%還元、期間限定ポイントも使える
②基本料金0円、従量料金が一律
③ほかの新電力会社と比べた場合でも、ポイント還元を含めるとお得な単価
④新規契約で2,000ポイント(通常ポイント)を獲得できる
⑤サービス体制も万全で、メールでの対応も早い
料金が安いうえに、ポイントもたくさんもらえるなんて言うことなしですね。
手続きもネットで簡単にできるので、すぐに実行できそうです。
大先生
楽天経済圏を構築した楽天のみが提供できるサービス(価値)にゃ。
楽天経済圏で生活をするなら楽天でんき一択にゃ。
最後に、楽天でんきを使う上で欠かすことのできない、楽天カードのメリット・デメリットについてまとめてみました。ぜひご覧ください。
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