【料理初心者が作る趣味としてのスパイスカレー】ココナッツミルクの力。ここまでカレーを変えてしまうとは

スパイスカレー

こんにちわ。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。

いやー寒いですね。きんっきんに冷えてやがります・・・。

寒い日には体が芯から温まるスパイスカレー!!!

ということで今回も作ります!!!

今回で早くも4回目になりましたのが、今回はスパイシーポークカレーを作っていきたいと思いまます。

前回までの試行錯誤はこちらのカテゴリーページをご覧ください。

<https://hinatanohinata.com/category/%e3%82%b9%e3%83%91%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%bc >


前回までの3回は水野仁輔先生の『スパイスカレーを作る』を参考にしていたのですが、今回はちょっと指向を変えてYoutubeで紹介されているレシピを参考にしてみました。

それがこちら!!  お兄CURRYさんが紹介するスパイスポークカレーです。


作った結果を簡単に言うと、「ココナッツミルクでここまでおいしくなるんか・・・・」です。

今まで作ったカレーの中で一番お店のカレーっぽく出来上がったようなきがします。

毎回入れるスパイスや材料が異なってくるので、これを入れたらこんな感じの味になるのか・・・という発見が毎回あって飽きがきません。

動画もわかりやすいですが、実際に料理初心者が作ってみて、感じた点を書いてみましたので、参考にしてみてください。

この記事はこんな方にお勧めです。

・これからスパイスカレーを作りたいと思っている方

・スパイスカレーをつくってみたいけどどうすればよいのかわからない方

・スパイスカレーに興味がある方

・社会人になってなにかいい趣味がないかなーと考えている方

・おいしいスパイスポークカレーを家で作ってみたい人!!

また、今回のレシピでもスパイスカレーの基本的な考え方はブログで紹介している『スパイスカレーを作る』水野仁輔著を参考としております。

初めて作られるという方はそちらの本もかなりおすすめですのでご覧になってください。

それではまず材料から紹介をしていきたいと思います。

 
植物油・・・・大さじ3

<下準備>
豚肩ロース 350g
ショウガ:一片(すりおろし)
クミンパウダー、ターメリック ともに小さじ1
塩:ひとつまみ

玉ねぎ:1.5個
ショウガ、にんにく:各一片(すりおろし)
カットトマト:1/2個
ヨーグルト:大さじ2

【材料】
<はじめのスパイス>
ホールスパイス
 ●カルダモン:5粒
 ●マスタードシード:小さじ1
 ●クミンシード:小さじ1
 ●ブラックペッパー:小さじ1
 ●シナモン:5cm程度
 ●スターアニス:1個

<中心の香り>
パウダースパイス
 ●ガラムマサラ・・・・小さじ2
 ●カルダモンパウダー・・・・小さじ1/2
 ●レッドチリパウダー・・・小さじ1/2
 ●ターメリックパウダー・・・小さじ1
 ●コリアンダーパウダー・・・大さじ1

 お湯・・・・・450ml
 醤油:大さじ1と1/2
 みりん:大さじ1
 ココナッツミルク:100cc

 ベイリーフ2枚

<仕上げの香り>
フレッシュスパイス
 ●ガラムマサラ・・・・小さじ1

0. スパイスについて
今回使用するスパイスは、私の近所のスーパーには置いていないものが多かったため、阪急梅田店の食品コーナーに出向き、必要なスパイスを買い足してみました。

具体的には、スターアニス、カルダモン(ホール、スパイス)、マスタードシードあたりです。

今回は、百貨店で購入をしたため、全体的に高い印象でした。

次回以降はネット等で値段を比較検討して購入しようと思っています。

スターアニス:530円
カルダモンホール:720円
カルダモンパウダー:720円
マスタードシード:530円

ただ、値段が高い分品質も良いかと思いますので、そこはよく検討すべきかと思います。

1. 下準備

豚肩ロース350gは常温に戻し、一口大に切ります。

食べ応えのあるゴロゴロ肉にするため、大きめでカットした方がよいです。

切った豚肉に、ショウガ1片のすりおろし、クミン小さじ1、ターメリック小さじ1、塩ひとふりを加え、混ぜます。

混ぜた後は、1~2時間おいておくとよいです。

前回のスパイシーポークカレーでは豚バラ肉を使った際に、脂身がかなり多い肉を買ってしまったため、若干失敗してしまいました。

<ポイント>
今回は豚肩ロースのため豚バラ肉よりも脂が少ないですが、ものによっては脂身だらけというものもありますのでスーパーで購入する際には、脂と赤身のバランスが良いものを選びましょう!!!

豚肉を準備できたら残りの材料も準備していきましょう。

ショウガ1片とニンニク1片はすりおろし。

玉ねぎ1.5個は薄切りにし、トマトは一口大に切ります。

ホールスパイスとパウダースパイスも調理中に調合を始めると、あわててしまうので、先に準備をしてしまった方が絶対いいと思います。

今回はシナモンやカルダモン、ベイリーフといったちょっとマニアックなスパイスが入っているので、かなりスパイスカレーを作っている感がでていていいですね。

この時点で本格的な感じがして楽しいです(笑)

2. ホールスパイスを炒める

まず、ホールスパイスを大さじ3の油で炒めていきます。

ホールスパイス
 ●カルダモン:5粒
 ●マスタードシード:小さじ1
 ●クミンシード:小さじ1
 ●ブラックペッパー:小さじ1
 ●シナモン:5cm程度
 ●スターアニス:1個

香りを出すためにもしっかりと炒めましょう。

私も、いままでスターアニスやシナモンを使ったことがなかったので、今回の香りは初めての香りでとても興奮しました。

何回やってもこのスパイスを炒めて香りが出始める瞬間は新鮮で刺激的です。

十分に香りが経ってきたら、タマネギ1.5個を薄切りにしたものを加え、強火で炒めていきます。

やっぱり大きなフライパンでやるといいですね。

玉ねぎを焦がすことなく、きちんと炒めることができるのでお勧めです。

今回のカレーでは玉ねぎはそこまで炒めず、イタチ色になる段階で止めます。

ここで出てきたキツネ色というのは、上でも紹介した水野仁輔先生著『スパイスカレーを作る』で提唱されている玉ねぎの色の変化を表現したものになります。

水野先生は玉ねぎを炒めるときのメジャーな表現である「キツネ色」と「あめ色」について、キツネという動物の色だったものが、あめ玉というお菓子の色に変化することに疑問を持ったらしく、どうせならすべての色の変化を動物で表現できないかということを考えた結果、以下のような表現方法に行きついたようです。

段階としては、ウサギ色(400g)から始まり、クラゲ色(300g)→イタチ色(220g)→キツネ色(170g)→タヌキ色(130g)→ヒグマ色(100g)→ゴリラ色(80g)と変化していきます。

面白いですよね。独自のメソッドや考えを提供してくれる水野先生の本はレシピ本としてだけではなく、読み物としてもとても興味深いです(笑)

今回炒めた結果が上の画像の通りです。 いたち色に見えますか?(笑)

ここからさらに炒めていくので、今の段階ではこのくらいの色味で十分です。

3. カットトマトの投入

カットトマトはを加え、つぶしながら中火で炒めていきます。

水分をしっかりとばすイメージで炒めていきましょう。

ペースト状になっていき、木べらで動かしてもあまり動かなくなってきたらOKです。

ねっとりとしたペースト状になったら、ヨーグルト大さじ2を加えます。

ヨーグルトを加えたあとも、水分と酸味を飛ばすように炒めていきます。

4. 中心となるパウダースパイスを投入

十分に水分が飛んで、ペースト状になったら、中心となるスパイスを投入します。

パウダースパイス
 ●ガラムマサラ・・・・小さじ2
 ●カルダモンパウダー・・・・小さじ1/2
 ●レッドチリパウダー・・・小さじ1/2
 ●ターメリックパウダー・・・小さじ1
 ●コリアンダーパウダー・・・大さじ1

ペーストとスパイスを混ぜ合わせていき、スパイスのいい香りが漂ってくるまで2分程度は炒めていきます。

今回のスパイスもとてもいい匂いですね。 

ちゃんと炒めていくと香りが強くなってくるので、そこまではちゃんと炒めた方がいいです。

5. 豚肉を投入

下準備をしておいた豚肉をここで投入します。

表面に焼き色がつくぐらいでOKです。

ペースト状のスパイスとよく混ざるようにしておきましょう。

以下のような状態になれば大丈夫です。

今回撮った写真を見てふと思ったんですが、スパイスカレーの写真を撮るときは、中心に材料を集めておいて撮った方がおいしそうに撮れるかもしれませんね・・・・。

ばらばらだとちょっと見栄えが悪いかもしれないので、次回からは気を付けたいと思います。

6. お湯を入れる

豚肉の表面が焼けたら、お湯450mlを投入します。

お湯の方がすぐに煮立ってくるので便利です。

一度煮立ったら、 醤油:大さじ1と1/2、みりん:大さじ1 、ベイリーフ2枚を追加で加え、再度弱火で煮ていきます。

10分程度煮込みましょう。

7. ココナッツミルクの投入!!!

最後に、ココナッツミルクを100ml投入します。

私は今まで、スパイスカレーに限らず、料理をするときにココナッツミルクを使ったことがなかったので、どういった味、匂いなのか全然知らなかったのですが、今回初めて使ってみて愕然としました・・・。

ココナッツミルクを入れた後と前ではカレーが全くの別物になってしまったのです・・・。

まさに「スパイスカレー屋さんのカレーの匂いやん!!絶対おいしいやつやん!!!」と思わず叫んでしまうほど劇的な変化をしてしまったのです。

異国感のあるタイカレーっぽい匂いになり、普段食べているカレーや今まで作ってきたスパイスカレーでは嗅いだことのないおいしそうな匂いがして最高でした。

食べる前にすでにおいしいってわかるってすごい!!

ココナッツミルクがよく混ざり、5分ほど煮込んだら、最後に、<仕上げの香り>であるガラムマサラ1/2を投入してカレーの完成です。

食べてみた感想

こちらが今回完成したカレーです!!! ぱちぱちぱち~!!

調理時間は、煮込み時間も含めて1時間半程度でした。

今回のカレーはごろごろとした肉のかたまりや、カレーリーフの見た目もあり、かなりおいしそうにできました。

いいですね~。スパイスカレーっぽいです。

味の感想はというと、「ココナッツミルクの甘みといろんなスパイスの刺激がごっちゃになって襲ってくる!!!」というような味でした。

前回までのスパイスカレーと比べて、使ったことのないスパイスがかなり入ってきていたので、がっっとくるような刺激を得ることができたと思います。

そこまで辛くはないのですが、食べている途中でだらだらと汗が噴き出てくるしっかりとしたスパイスの刺激でした。

お肉もしっかりと食べ応えがありつつ、噛み切ることもできるぐらいの柔らかさだったので、カレーととても合っておいしかったです。

ただ、一つ改善点を挙げるのであれば、カレー全体の調和が足りていないという点です

スパイスのパンチは出ましたが、それぞれのスパイスをまとめきれておらず、おいしいけど、カレーの特徴が見当たらないといった感じになってしまいました。

また、口に入れた瞬間に一瞬、水っぽい味がしてしまうので、もう少し煮つめるか、味に深みを持たせた方がいいかなと思いました。

まだまだ経験が足りていないです。調理方法にも改善があるんだと思います。

スパイスカレーは自分の味を探究して近づけていくことに楽しみがあるので、今後も楽しみつつ理想のスパイスカレーを作っていこうと思います。

<今回の気づき>
・ココナッツミルクで驚くほど匂いと味が変わる!!

・スパイスを増やすと味にパンチがでるが、まとめるのが難しくなる。

・水は少なめの方がいいかもしれない

・豚肉は脂が少ないほうがいい味が出る。

・スパイスの力をもっと引き出したい!!

いや~。今回もいろいろと発見がありました。

スパイスカレー作りは毎回違う発見があって楽しいですね。

今回参考にしたお兄CURRYさんのレシピはどれもおいしそうなので、水野先生のレシピとともに今後も参考にしていきたいと思います。

ただ、スパイスカレーの基本の基本の部分については、水野先生の『スパイスカレーを作る』という本に載っているので、ぜひそちらを参考にしてからスパイスカレー作りを始めた方がよいかと思います。

皆さんもぜひぜひ作ってください!!

でわでわー。

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